親が施設に入った、相続したけれど誰も住む予定がない。そうして実家が空き家のまま何年も経ってしまう、というのは珍しいことではありません。玉野市の公式サイトでも、空き家の相続や活用をテーマにしたセミナー・相談会の案内が掲載されています(2026年10月8日確認)。
空き家をどうするかには、大きく分けて「売る」「貸す」「残して管理する」の3つの道があります。どれが正解ということはなく、ご家族の事情によって合う選択は変わります。この記事では、方針を決めるときに考えておきたい4つの視点を紹介します。
視点1|今後、誰かが使う予定はあるか
まず考えたいのは「この家を、将来だれかが使う予定があるか」です。
- 子や孫が住む可能性がある
- 定年後に戻って暮らすつもりがある
- 盆や正月に親族が集まる場所として使いたい
具体的な予定があるなら「残す」が候補になります。一方、「いつか使うかもしれない」という気持ちだけで何年も経っている場合は、いつまでに決めるかの目安を家族で決めておくと、話が進みやすくなります。
視点2|維持にかかる手間と費用
空き家は、住んでいなくても維持のための手間と費用がかかります。
- 固定資産税などの税金
- 庭木や雑草の手入れ、建物の換気や点検
- 火災保険などの保険料
- 遠方に住んでいる場合は、見に行くための交通費と時間
人が住まない家は、換気が不足したり傷みに気づくのが遅れたりしやすくなります。管理が行き届かないと、近隣の方に迷惑がかかることもあります。年間でどのくらいの費用と時間がかかっているかを一度書き出してみると、「残す」場合の負担が見えてきます。
視点3|建物と土地の状態
建物の状態によって、取れる方法が変わります。
- そのまま住める状態か:雨漏りや設備の故障がなければ、「貸す」「そのまま売る」の候補になります。
- 修繕が必要か:修繕費用をかけてから貸す・売るのか、そのままの状態で売るのかを比べます。
- 古い建物か:建物を解体して土地として売る方法もあります。ただし解体には費用がかかり、税金の扱いが変わる場合もあるため、解体を決める前に相談することをおすすめします。
不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」という方法もあります。一般的には、早く手放せる代わりに、価格は仲介で買主を探す場合と比べて低くなる傾向があります。どの方法が合うかは、物件と事情によって異なります。
視点4|家族の気持ちと合意
実家には思い出があり、「売る」と決めるのは気持ちの面でも簡単ではありません。また、相続人が複数いる場合は、全員の合意が必要になる場面があります。
話し合いの材料として、次のような情報をそろえておくと役立ちます。
- 売った場合の見込み価格(査定)
- 残した場合の年間の維持費
- 貸した場合の修繕費と、借り手が見つかりそうか
数字が並ぶと、気持ちだけではなく具体的に比べやすくなります。なお、家の名義が亡くなった方のままの場合は、相続登記が必要です。詳しくは前日のコラム「【相続】親の家を相続したけれど何から?」もあわせてご覧ください。
玉野市の空き家に関する情報
玉野市には、空き家の売買・賃貸の情報を登録できる「空き家バンク」の制度があります。当社のこれまでの記事でも紹介していますので、関連記事からご覧ください。制度の最新の内容は、玉野市の公式サイトでご確認ください。
空き家のご相談は、方針が決まっていなくても大丈夫です
ITO REAL ESTATE(イトー・リアルエステート)では、玉野市・岡山市(南区など)の空き家・実家について、売却のご相談・査定を無料で承っています。ご相談内容は秘密厳守で取り扱います。「売るか残すか、まだ決めていない」という段階でもかまいません。
ご相談・査定のお申込みは、公式サイトのお問い合わせからどうぞ。
定休日(火曜・水曜・祝日)にいただいたお問い合わせは、翌営業日以降に順次ご返信します。
営業時間 9:30〜18:00(定休日:火曜・水曜・祝日)
関連記事
※本記事は一般的な説明です。税金・法律の取扱いは個別の状況で異なります。具体的な判断は、税理士・司法書士などの専門家や、市役所・税務署にご確認ください。
参考
- 玉野市「『空き家問題を考える』セミナー・無料相談会」 https://www.city.tamano.lg.jp/soshiki/20/58175.html (2026年10月8日取得)



